らいおんの瓶の中

手紙を海に流すように、いろいろな感想とか。

『燃ゆる女の肖像』

映画『燃ゆる女の肖像』の感想です。核心部分のネタバレはありませんがストーリーの展開について多少触れています。物語の本筋についてはほとんど語っていません。

2021年1月の気になる美術展まとめ

ひょっとしたら行けるかもしれないという希望を残せるように、(移動距離・時間的に)わたしが気軽に行ける範囲のミュージアムのみ。

#7日間ブックカバーチャレンジ

「#7日間ブックカバーチャレンジ」のまとめと、その本との思い出をひと言ずつ。

「遥かなものの手ざわり」

歌集『ひとさらい』(笹井宏之)の感想のようなものです。

どうなったら詩歌がわかる?

「そもそもわたしは、どうなったら詩歌がわかったことになると考えているのか?」を整理してみた。

〈まだ知らぬ場所〉へ

小島なお『サリンジャーは死んでしまった』から15首抜き出して、鑑賞文を書きました。

一度きりの星

「#いいねしてくれた人にLilithから一首贈る」というタグで、短歌集『Lilith』(川野芽生)から一首選んでいただきました。

#出版物の総額表示義務化に反対します

わたし個人が、どういうところを問題だと思って出版物の総額表示義務化に反対しているのか、なるべくシンプルに書いておきました。

「お前たちの物語にはならない」

TBSドラマ『MIU404』 www.tbs.co.jp ※遠慮なくネタバレしています※批評や考察ではなく感想覚書のようなもの、かつ、それぞれ放送当時に一度見たきりなので、記憶違いがあったり、当時の自分のツイート見返して足してる箇所があったりします。引用も不正確。…

待ちわびた世界――『白銀の墟 玄の月』感想

小野不由美『白銀の墟 玄の月』の感想です。ネタバレしています。

『魔の山』の登場人物一覧(-3章)

トーマス・マン『魔の山』の登場人物一覧です。 岩波文庫の関泰祐・望月市恵訳(1988)を参照しました。一部の侮蔑的な表現を含め、参照した訳文の表現をそのまま用いていますが、漢字かなづかいなどは厳密ではありません。引用などの際は元の表現をあたって…

「詩は十月の午後」

今まで、詩がわからないなと思って生きてきた。 それでも好きな詩歌の幾つかはあって、ならばわたしのなかには、何らかの詩に対する好みというものがあるはずだ。その「何らかの好み」がどういうものか、自分なりの詩の良し悪しを、そろそろ本腰を入れて培い…

「もう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」

石井睦美『卵と小麦粉それからマドレーヌ』と、自分のためにどこかに行くことについて。おまけで『群青の空に薄荷の匂い』と『キャベツ』の話。

私的西洋音楽事始

岡ノ谷一夫『「つながり」の進化生物学』を読んで、音楽理論の根本を受け入れられるようになった話

ラジオの味

スピッツ「ラジオデイズ」とTOKOTOKO(西沢さんP)「NOW ON AIR!」から、ラジオというモチーフについて。わたし自身はラジオには親しんでこなかったけど、別の親しい何かを思い浮かべて聴いています。

君が絶対好きだと言うからさ

OKOTOKO(西沢さんP)「映画を見に行くよ」と、収録されているアルバム『23時のエトセトラ』の紹介。「これ好きだと思う」と言われるのが好きです。

「正しい判断」

デイサービスを受けながら一人暮らししている祖母と、電話をしました。COVID-19という明確なリスクがある一方で、ウイルス以外でもひとは死にうるから、正解がなくて難しい。

声のえほん

声優の悠木碧さんから始まった、有志の声優さん方がボランティアで朗読を配信する試み「#せいゆうろうどくかい」の、井ノ上奈々さんの作品の感想です。

距離が離れたら当たり前に寂しい

COVID-19の感染拡大による緊急事態宣言が出てから一週間。社会的な紐帯が絶たれたり弱まったりすることはとても健康に悪くて、物理的な距離は容易に心理的な距離になる。だから、意識して社会との距離を維持する、新しい日常が必要。

真剣乱舞「祭」2018――「この国の祭り」

ミュージカル刀剣乱舞 真剣乱舞祭2018で行われた「祭」に対する批判。らぶフェス2018は、刀剣乱舞の牛蒡で法事する行為だったと思っています(祭だけに)。メディアミックス含め、二次創作ってそうじゃないでしょ。

正気じゃない

わたしが正気のときと、正気じゃないときの状態の観察。正気でないと生活と生に支障があるので、あんまりがんばらなくても正気を保っていられるようになりたい。

ニートの夜明け――『俺の話は長い』感想

日本テレビの2019秋ドラマ『俺の話は長い』最終回を観ての感想。また見返したい作品です。

コートールド美術館展 魅惑の印象派

東京都美術館で開催されていた「コートールド美術館展」の感想

遺書、改め、ラブレター

何かに、誰かに、自分に愛を向けたり向けられたりすることについて。あるいは自分が愛しているものごとと、生存を続ける理由。

出会うとき、逸れるとき

出会うべき時があって作品との縁がつながることや、ひととの縁が離れることについて。40mP「Melody in the sky」、じん×kemu「ミリオン/ワンズ」、19's Sound Factory「Story」

教科書のなかの文学/教室のそとの文学II――中島敦「山月記」とその時代

日本近代文学館で開催された、「山月記」と中島敦に関する企画展の感想

たった一人のStargazerに

あんさんぶるスターズ! DREAM LIVE(スタライ)を観ている「わたし」は誰なのか、に対する考察

CALL ME BY YOUR NAME

映画『君の名前で僕を呼んで』の、大人になることと忘れないことについて。

MOE 40th Anniversary 5人展

松屋銀座で5/7まで開催されていた、酒井駒子先生・島田ゆか先生・なかやみわ先生・ヒグチユウコ先生・ヨシタケシンスケ先生の展覧会に行ってきました。

Dance in Pride & Prejudice

キーラ・ナイトレイ主演の映画『プライドと偏見』(Pride & Prejudice)について考察したことを書きました。ちょっと長い。