らいおんの瓶の中

手紙を海に流すように、いろいろな感想とか。

コートールド美術館展 魅惑の印象派

コートールド美術館展 魅惑の印象派

courtauld.jp

コートールド美術館展に行ってきました。
東京都美術館の会期は今日(12/15)までですが……。

 

絶対行くべきとまでは言えないけど、マネ《フォリー=ベルジェールのバー》が見られただけでも良かったな。
他にも好きだなあと思った作品が色々。セザンヌシスレーは、どの作品を見てもたいてい好き。
ドガの塑像を鋳造したものが幾つかあったのも良かった。

キャプションは、その作品自体に対する説明が多く、平明。
鋭い視点や鮮やかな切り込みというわけではないけど、求められているものがある感じ。

構成は……うーん……まあまあ……?
展示品の点数がさほど多くないなかで、二次資料を交えた画家ごとのコラム的なコーナーを設けるなら、いっそ全体を画家ごとに章立てたほうが視覚的に楽しかったんじゃないかなあと思ったり。個人の見解ですが。

いちばん良かったのは、(都美館にしては)さほどの混み具合ではなかったところです。なんて。
最後に記念写真(展示品そのものではない)用のコーナーがあったけど、携帯はいつも鞄に入れてロッカーに預けてしまうので、撮れなかった。

 

建物自体の造りがそうなっているからどうしようもないけど、東京都美術館はフロアごとにエスカレーターで昇っていって鑑賞するから、展示全体を回遊できないのがもどかしい。
とはいえ、次の企画展はハンマスホイだから、とても楽しみにしている。

 

最近は西洋近代絵画以外のものを見たいなという気持ちが高まっているけれど、三菱一号館美術館は美術館自体が好きだから、吉野石膏コレクション展も行くかもしれません。

mimt.jp