東京大学生協本郷書籍部さまにて、児童書のフェア「ふたたび手にとる児童文学 ~冬の贈り物~」が開催中です。
コミュニティの立ち上げ~運営からフェアの企画まで、いろいろ中心的に関わっています。
フェアではわたしが書いたPOPなども掲示していただいているので、機会があればぜひお立ち寄りください。
その前は同じく東大生協の駒場書籍部さまで、そして最初は千葉大生協ブックセンターさまで開催していただきました。
フェア目録の本ぜんぶについて喋るスペース配信もやりました。
6/17(土)20時〜
— 児童文学の森 (@JIBUNforest) 2023年6月9日
「ふたたび手にとる児童文学」フェアに並べている全ての本を、メンバーの音江鈴(@OTOE_Rin )と美甘樹々(@jujuMikamo )が語ります! 読んだことない本については、中身を勝手に想像して喋ります💭
二人のプレゼン×妄想力にご期待ください!https://t.co/kPx7R0WEgj
— 児童文学の森 (@JIBUNforest) 2023年6月17日
ちなみに今回はサブタイトルが付されているとおり、ちょっとだけラインナップに新顔が加わったりしています。
めいっぱいいろいろ並べていただいているので、覗いてもらえると嬉しいです。
以下、個人的なこと。
わたしが推薦して置いてもらっている、そしてあちこちで何度も言及している荻原規子『樹上のゆりかご』ですが、手許にあるのは中央公論新社のノベルス版でして、角川文庫版には書き下ろし短篇が収録されているんですよね。
この度ようやく角川文庫版を得て、読みました。
昔、この作品の舞台になっている高校に通っていたひととこの本の話をしたことがあって(記憶違いでなければ……)、あまりにもあの高校だからフィクションとして素直に楽しめなかった、というようなことを言っていたのだけど、わたしにとっても、この作品の特別さは自分の高校を思わせるところにある。違うところはたくさんあるけど、何より男女比が同じで、そしてその比率がもちこされる大学に進学したから。
というわけで、書き下ろし短篇を読みながらあらためて、ああー……という気分に浸りました。もういない、あそこにいた自分と、あそこにいたひとたちのことを思い出してしまって。