(今日の日記)
森絵都『つきのふね』に(内容自体はもう、学校が火事になったのと主人公の銀色のバレッタが宇宙船みたいだ、というところしか覚えていないんだけど)「木になりたい」という登場人物が出てきて、その発想にずっと憧れつつ、そう思いたいけどあんまりそう思えないな……と思っていたが、今日大変その気持ちがわかった。たぶん同じ気持ちじゃないけど。
そこにあってもなくても気にならない、「気にかけてあげないといけない」という感じのしない、適当な木みたいな存在感でありたい。
このブログのひとこと自己紹介「インクの染みになりたい」というのはつまり本になりたいということなんだけど、この身体というハード/メディアでもって人間をやっているほうの人格は木でありたいな……とおもった。木ならあっても許せる。
大道寺知世さんのようでありたい、という願望に近い。そうあることを心の底から望んでいるのではなく、次善の策としてそう言っているのだろうな、わたしは、というあたりも。