らいおんの瓶の中

手紙を海に流すように、いろいろな感想とか。

2023-11-08(『パサージュ論』を読む)

今日読んだもの(わき道):

長田弘「野村修「ベンヤミンの生涯」によせて」、『メランコリックな怪物』(1979、晶文社

靴をはきつぶして一冊の本を
路上に読みつづけた亡命者だった。
後にのこされたのはただ一つの仕事だ。
索引だった、
索引なきぼくらの世界という一冊の本の。

 

詞書の

Walter Benjamin, thinker, 1892-1940

が、ただ英語ではそういう書き方をするというだけなんだけど、「thinker」っていいなあ! 「思想家」より断然いい。思想というよりもっともやもやかたまっていないものをあれこれ考えられる感じがする。

 

ヴァルター・ベンヤミン、浅井健二郎[訳](1996、原1933)「経験と貧困」、『ベンヤミン・コレクション2』、ちくま学芸文庫

筑摩書房 ベンヤミン・コレクション 2 ─エッセイの思想 / ヴァルター・ベンヤミン 著, 浅井 健二郎 著

読んだ経緯とかはこっち。

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